ご挨拶
九州は、八幡製鉄所の操業に象徴されるように、長年にわたり鉄鋼・金属材料を基盤として発展してきた地域です。近年では半導体関連産業の集積も進み、材料系の技術・学術の重要性はますます高まっています。
このような背景のもと、金属・材料系の各学協会は九州支部を設置し、それぞれの立場から地域の学術・技術の発展に貢献してきました。しかしながら、これまで各学協会は個別に活動することが多く、相互の連携は必ずしも十分とは言えませんでした。
一方で、社会構造の変化や人口減少の影響を受け、学協会活動を取り巻く環境は変化しつつあり、支部運営や人材確保の面で新たな課題も顕在化しています。
こうした状況を踏まえ、九州の材料系分野をさらに発展させるためには、学協会間の連携を強化し、分野横断的な活動を推進することが不可欠であるとの認識に至りました。この考えのもとに設立されたのが、「九州材料系学協会連携プラットフォーム(Q-MACP)」です。
本プラットフォームは、これまで数年にわたり九州支部長会議において議論を重ね、現在では9つの学協会九州支部が参画する組織として活動を開始しています。今後は、各学協会の行事情報の共有、相互参加の促進、さらには合同企画の実施などを通じて、より開かれた学術・技術交流の場を創出していきます。
また、本分野の将来を担う若手技術者や学生に対して、材料系分野の魅力を発信し、新たな人材の参入を後押しすることも重要な使命と考えています。
九州から金属・材料系分野をさらに活性化し、新たな価値創出につなげていくため、本プラットフォームの活動へのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。